七夕だねぇ…。

と言うわけでなんか浮かんだもの。
特に意味はない。


ささのはさーらさら…♪
そんなメロディが近所から聞こえてくる。
ふっと曲が聞こえてきた方を見ると園児たちが楽しそうに短冊を飾っていた。


七夕と天の川

あぁ。今日、七夕だったな…。
星、見れるかな…。
そんなことを思いふと空を見上げてみる。
それはみごとなまでに曇り空、それも今にも雨が降り出しそうな感じのものだった。
今年も天の川は見られそうにない。
そういえば七夕の日に天の川を見たのはいつが最後だっただろう。
「天の川…か…。」
不意に言葉が漏れる。
そもそも七夕の日に天の川を見たことがあっただろうか。
まあ、雲の上は晴れているわけだから織姫と彦星はきっと毎年会えているのだろうな…。
第一にそれは人間が作ったおとぎ話なのだから関係ないと言えば関係がないのだが。




ぽつ。
何かが顔に当たった。
ぽつ、ぽつ…。
「あ、雨だ。」
そう認識したとたん雨は本降りになった。
今日は夜まで降水確率20%だって言っていたから信じて傘は持ってきていなかったのにやはり天気予報はそこまで信用できないな。
そう思いながら適当な軒下へ潜り込む。
しかし自然は容赦なく自分へ降りかかり、軒下に入るころには全身が濡れ鼠になっていた。
「はぁ…。明日風邪ひかなきゃいいけど…。」




ある時を境に私は変わってしまった。
その手のことにはそこまで興味が持てなかった。
冷静な自分の感情が現状を見定めてしまうのだ。
冷静すぎるのも困りものだな。
小さなころはあんなにきらきらしていたのに現在(いま)はそんなことを考える心の余裕もない…。
そこでふっと自分は気づいた。
なぜ今になってそんなことを…。




不意に自分の横を見る。


――今日は七夕なんだよ〜♪
――楽しみだなぁ〜♪
――だって織姫と彦星が一年に一回だけ会える日なんだから。
――なんでそんなに興味なさそうなのよ。
――作り話でも!人が信じれば現実になるもん!
――そうだよ!だから僕たちが信じてあげなきゃ!
――星、見れるといいね。


ああ、そうか。
あの人がいたから…。あの人にあったから昔のように考えてみる気になったのか。
いつの間にか雨はあがっていた。
体は雨にぬれたせいでおもかったが心はいつもと比べて羽のように軽かった。
「今夜はもしかしたら天の川が見れるかもしれないな…。」
自分は夕焼けに見送られながら歩いて行った…。



全力でなぞいw
何があった自分よw
特に意味はない。不意に書きたくなったのよ。
何がしたかったんだろう…。